最新のメッセージ
B4 行弘 佳鈴
素核理論
- 東北大学の物理学科に進学を決めた理由をお聞かせください。
- 高校生の頃から物理学に関心があり、ニュートンの運動方程式のように現実世界が数式で表され、説明できることに大きな魅力を感じていました。物理学をより深く学んでみたい、自分の手でまだ解明されていない現象を説明してみたいという思いから物理学科への進学を決めました。
- 実際に入学して感じたことをお聞かせください。
- 高校までに学んだ物理よりもさらに奥深い世界が広がっていることを実感しました。難しい内容に直面することもありますが、その理解の先にある面白さを知ると、さらに知りたいという気持ちが強くなります。
- 現在どのようなことを学習/研究していますか
- 現在は素粒子原子核理論研究室に所属し、場の量子論を中心に学んでいます。大学院では、行列模型を用いた超弦理論の非摂動的定式化に関する研究に取り組みたいと考えています。
- 学業以外で力を入れていること(サークル、アルバイト、趣味など)はあれば教えてください。
- グローバルリーダープログラム(TGLプログラム)に在籍し、留学生とともに授業を受けるほか、留学を経験し、国際的な視野を広げることに力を入れています。
- この学科での学びが、将来にどうつながると感じているをお聞かせください。
- 将来は研究者として活躍したいと考えています。自主ゼミが活発に行われるなど、自由に学びを深められる環境が整っているこの学科での経験は、確実に自分の成長につながっていると感じています。
- 本学の物理学科を目指している方へメッセージをお願いします。
- 物理学科と聞くと難しそうという印象を持つかもしれませんが、初めからすべてを理解している必要はなく、何か一つでも知りたいことがあれば、それを原動力にあらゆる壁は乗り越えていくことができます。ぜひ自分の興味を信じて、東北大学で学びを深めてみてください。
D2 Kamil MUDRUNKA
Particle Theory and Cosmology
- Why did you decide to enroll in the Department of Physics at Tohoku University?
- My previous academic background was heavily theoretic with focus on knowledge and deep understanding instead of practical applications and skills. While I found it very suitable for my undergraduate studies, I did not find it suitable for a PhD. I wanted to do my doctoral degree at a university whose system focuses more on the practical side of things and where I can obtain the research skills necessary for my future career. I was considering multiple options around the world, but I finally decided for Tohoku University where I already spent one semester as an exchange student and liked the experience a lot. Besides the quality of research a key factor was the overall safety and rich cultural life that Japan offers.
- What have you actually felt or experienced after enrolling?
- Compared to my previous academic experiences Tohoku University became a fresh start that feels like a true prestigious research institute with a clear goal in mind. When it comes to physics and the atmosphere among the students, I was very surprised how often new academic papers and recent research results are being discussed by not only the doctoral students, but also the master and undergraduate students. I have experienced life at Tohoku University before as an exchange student and all of what I experienced at that time still holds now. Having to adapt to a completely different environment, culture and system than I am used to can be often very challenging. But thanks to the perfect support I am receiving and welcoming attitude of everyone my life here is better than I could ever imagine.
- What are you currently studying/researching?
- Right now I am continuing my research on the topic of cosmological inflation. I was introduced to this topic during my student exchange term and got really interested in it. I specialize in studying gravitational waves that were produced during the period of cosmological inflation in the early Universe. I find the topic interesting because it effectively couples my desire to understand why the Universe and everything in it came to be with the field of gravitational wave astronomy and interesting mathematics as well. After the first direct detection of gravitational waves in 2015, exactly 100 years after Einstein published his General Theory of Relativity which predicts their existence, gravitational wave astronomy became one of the hot topics of physics and my research contributes to its further development and pushing its boundaries.
- Do you have any activities outside academics (e.g., student clubs, part-time jobs, hobbies)?
- In my free time I am very actively travelling around the country, trying to engage with its culture and traditions and learning the Japanese language. I try to use any chance to step out of my comfort zone and experience something new, discovering myself and new friends on the way. I eagerly participate in various cultural and language exchange events both at the university and outside of the university. Depending on my schedule, next semester I am thinking of joining a club or a circle, most likely one focused on outdoor activities.
- How do you feel the learning in this department will connect to your future?
- With the onset of the internet and globalization, the academic world has become so interconnected that I cannot imagine starting an academic career without experiencing studying at a foreign university. If I successfully graduate I will be equipped with a lot of precious knowledge and skills not only about my research field and topic itself, but also about the working principles of society, academia, international and intercultural communication and understanding among others. Besides this living in a foreign country whose culture and society is completely different from mine is an incredibly valuable experience for my personal growth as well.
- Please write a message to students who are aiming for this department at Tohoku University.
- Tohoku University is a great place with very nice and friendly atmosphere, excellent research facilities and amazing student life and support. Studying here is not only an unforgettable experience, but also a great investment for your future. I feel that joining the department of physics here was an important decision that really opened my path towards answering my questions about the Universe and starting my future career, and so will be for yours.
M2 西上 莉楓
物性実験I
- 東北大学の物理学専攻に進学を決めた理由をお聞かせください。
- 東北大学は、ハイレベルな教育・研究環境が整っていることに加え、ほどよく都会でありながら緑も多い街の雰囲気が、私にとってとても魅力的でした。 高校生の頃から物理が好きであったものの、具体的な将来の夢はありませんでした。そのような中で「とりあえず理学部ならいろんな道につながるし、将来のことは入ってから考えよ〜」と思い、理学部物理学科を選びました。実際、周りは多種多様な進路に進んでいて、本当に何にでもなれますし、その選択は間違っていなかったと実感しています。
- 実際に入学して感じたことをお聞かせください。
- 大学の物理は、高校の内容よりもずっと難しいです!しかし、その分新しい発見も多くて面白いです。 取り組み方で大きく違うのは、大学では主体性が求められることだと思います。高校のときは「毎日学校に通って、宿題をやって、テストを受ける」という流れでしたが、大学、特に研究室に配属されると全く異なります。研究室ではテストではなく自分の研究成果を学会などで発表する機会があります。机に向かって決められた問題を解く勉強から、自分で課題を見つけて取り組む学びへと大きく変わったと感じています。
- 現在どのようなことを学習/研究していますか
- 遷移金属化合物の薄膜作製と、電子状態観測による物性解明に取り組んでいます。 まだこの世に存在していないような新しい物質を、自分の手でしかも“原子が数個分の厚さ”という超薄い膜として作れるのは、本当にすごいことだなと思います。毎日、実験装置にも人にも恵まれた環境で研究できていて、充実した日々を過ごしています。
- 学業以外で力を入れていること(サークル、アルバイト、趣味など)はあれば教えてください。
- 課外活動では、バドミントンやバレーボール、学友会のマネージャーなど、やってみたいと思っていたことにいろいろ挑戦しました。また、国際寮で留学生と一緒に暮らしたこともあり、イベントの企画・運営にも携わりました。国籍や年齢を超えて人とつながれる場をつくれたことは、とても貴重で、視野の広がった経験でした。
- この専攻での学びが、将来にどうつながると感じているをお聞かせください。
- この専攻で学んでいて一番大きな気づきは、「主体的に動くことの大切さ」です。自分から情報を集め、行動に移す意識が身についたことで、“自分で動けば道が開ける”という感覚を得られました。この学びは研究や勉強に限らず、今後の人生のあらゆる場面で活きると思っています。
- 本学の物理学専攻を目指している方へメッセージをお願いします。
- 最後まで諦めず、勉強しよう! 私は東北大学に入って後悔したことはありませんし、受験勉強を頑張ったことは今でも自分の誇りにつながっています。
D3 木野 量子
素核実験
- 東北大学の物理学専攻に進学を決めた理由をお聞かせください。
- 私は大学院から東北大学に入学しました。進学を考える際、「加速器を使った高エネルギー実験に挑戦したい」「国際的な環境で研究に取り組みたい」「可能であれば博士課程に進学したい」という希望を持っていました。これらすべてを叶えられる研究室と出会えたことが、最終的に進学を決めた大きな理由です。加えて、大学院生への支援プログラムが充実していること、研究大学としての評価の高さ、そして研究活動を支えるインフラや環境が充実していることも、決断において重要なポイントでした。
- 実際に入学して感じたことをお聞かせください。
- 入学してまず感じたのは、学生一人ひとりの研究や勉学に対する意欲の高さでした。その姿に大きな刺激を受け、自然と自分も研究により深く打ち込むようになりました。 研究面では日常的に丁寧な指導を受けられるだけでなく、国内外の学会や国際会議で発表する機会にも恵まれ、入学前には想像していなかったほど多くの経験を積むことができました。これらの経験を通じて、自分自身の成長を強く実感しています。
- 現在どのようなことを学習/研究していますか
- 私は、ハイパー核と呼ばれる特殊な原子核を対象とした研究を行っています。これは、原子核を形作る基本的な力である「強い力」の本質的な理解を深めることにつながる研究です。物理的に非常に興味深いテーマであると同時に、実験を遂行するための技術を習得すること自体も楽しみながら取り組んでいます。
- 学業以外で力を入れていること(サークル、アルバイト、趣味など)はあれば教えてください。
- 正直に言うと、学業や研究以外に大きな活動はあまりしていません。研究生活が忙しいという事情もありますが、それ自体が自分にとっては趣味のような側面もあります。ただ、休日などには野球観戦に出かけることもあり、良い気分転換になっています。
- この専攻での学びが、将来にどうつながると感じているをお聞かせください。
- 現時点ではアカデミックキャリアを志望しているため、この専攻での学びは将来に直結すると考えています。一方で、もし将来アカデミアを離れることがあったとしても、物事の捉え方や学び方、さらには大規模なプロジェクトを遂行する力など、幅広く応用できる能力を身につけられたと実感しています。
- 本学の物理学専攻を目指している方へメッセージをお願いします。
- 東北大学は「研究第一」を掲げているだけあって、先生方も大学院生も非常に活発に研究活動に取り組んでいます。なかでも物理学専攻は日本最大級の研究室・教授数を有していますので、きっと興味のある分野に出会えると思います。さらに、学生であっても最先端の研究に携わり、国内外の学会や研究会で発表できる環境があります。 また、進学の理由としても挙げましたが、大学院生へのサポートがとても手厚く、特に博士課程に進む際に経済的な不安を最小限にできることは大きな魅力です。私自身も入学前には想像していなかった成長を遂げ、道が開けたと感じています。ぜひ皆さんにも挑戦していただきたいと思います。
B4 森 佑一
物性理論
- 東北大学の物理学科に進学を決めた理由をお聞かせください。
- 物理学科に行くつもりではあったのですが、理数系に強い友人からの口コミと、高校の研修で東北大学に訪れたことがあり、全体的な印象が良く東北大学に決めました。
- 実際に入学して感じたことをお聞かせください。
- 物理の主要科目には添削付きの演習の授業がついており、期待通りの質の高い物理教育を受けられたと感じています。また、多様なバックグラウンドを持ちつつ、物理にどこかしら魅力を感じている部分は共通している学生が集まっているのはとても面白いです。
- 現在どのようなことを学習/研究していますか
- 量子情報理論の基礎に興味を持って勉強を進めています。
- 学業以外で力を入れていること(サークル、アルバイト、趣味など)はあれば教えてください。
- 運動が好きなので定期的に青葉山を走っています。
- この学科での学びが、将来にどうつながると感じているをお聞かせください。
- 非常に多くのことを学んだのでとても全ては伝えきれません。ただ、同じように(もしくは自分以上に!)物理や数学が好きで熱心な友人らと時間を忘れて議論し、切磋琢磨した経験は今後の自分を支えてくれると確信しています。
- 本学の物理学科を目指している方へメッセージをお願いします。
- 背伸びした勉強や活動も良いですが、高校数学だったり、高校数学でわかる範囲の数学の色々なトピックに慣れ親しんでおくのも重要だと思います。
B4 岡田 灯馬
物性理論
- 東北大学の物理学科に進学を決めた理由をお聞かせください。
- 高校生の時、物理の面白さに惹かれ、物理学科に入ろうと決めました。仙台の住環境が良かったことや、東北大学の設備が整っていることで入学を決めました。
- 実際に入学して感じたことをお聞かせください。
- 本学の物理学科は他の学部と比較しても、自由にのびのびと過ごせると感じています。物理の議論なども、盛んに行われている印象です。物理の理解は、一朝一夕では身に付かず、こういった普段の同期との議論に大変助けられたと感じています。
- 現在どのようなことを学習/研究していますか
- 物性理論を専攻しています。強相関系という相互作用のある系における、解析手法や数値計算手法について学んでいます。
- 学業以外で力を入れていること(サークル、アルバイト、趣味など)はあれば教えてください。
- 学部は主に、運動部に所属していました。引退後はエンジニア系のインターンをしています。
- この学科での学びが、将来にどうつながると感じているをお聞かせください。
- この学科は普段から、考えたり議論したりすることが多いので、そういった力は否応なしにつくと思います。
- 本学の物理学科を目指している方へメッセージをお願いします。
- 大学の物理は、高校の物理よりも格段に面白く、追求しがいのある分野だと思いますし、本学は十分な設備が整っていると感じています。本学科を目指されている方が、4年間物理に夢中になれることを祈っています。
B4 廉 維真
物性理論
- 東北大学の物理学科に進学を決めた理由をお聞かせください。
- 材料系に興味を持っていたので、工学部の材料系学科か理学部物理学科の物性物理分野に進学したいと考えていました。その中で、応用だけでなく基礎もしっかり学びたいと思い、理学部物理学科への進学を決めました。
- 実際に入学して感じたことをお聞かせください。
- 物理学科の学生の多くは物性志望だと思っていたのですが、実際は天文や素粒子に興味を持っている人もたくさんいて驚きました。とはいえ、物理学科の約7割は物性物理なので、材料系に興味を持っている人もぜひ物理学科も視野に入れてみてください。
- 現在どのようなことを学習/研究していますか
- 4年前期では、物質の内部は電気を通さない絶縁体でありながら、表面は電気が流れるという特殊な性質を持つ「トポロジカル絶縁体」について勉強しました。後期ではさらに勉強して理解を深めたいです。
- 学業以外で力を入れていること(サークル、アルバイト、趣味など)はあれば教えてください。
- 3年生までは交響楽部に所属し、バイオリンを弾いていました。
- この学科での学びが、将来にどうつながると感じているをお聞かせください。
- 将来は研究者になりたいと考えているので、物理学科で勉強した基礎的な知識は、産業応用につながる研究を進めていく上で欠かせない土台となると思います。
- 本学の物理学科を目指している方へメッセージをお願いします。
- 東北大学の物理学科は研究室の数が多く、設備も充実しているため、自分の興味にあった研究を行う環境が整っています。また、学習面のフォローも手厚いので、安心して勉強を進められます。
D1 Jing QIN (覃 靖)
Theoretical Condensed Matter and Statistical Physics
- Why did you decide to enroll in the Department of Physics at Tohoku University?
- I decided to join the Department of Physics at Tohoku University because of its strong reputation in both physics, as well as its long tradition of high-quality research.
- What have you actually felt or experienced after enrolling?
- Our cmpt group has not only the excellent research environment but also very kind group members. They help me a lot in the sense of both researching and living.
- What are you currently studying/researching?
- I am researching non equilibrium physics, especially stochastic thermal dynamics.
- Do you have any activities outside academics (e.g., student clubs, part-time jobs, hobbies)?
- I like travelling and drawing.
- How do you feel the learning in this department will connect to your future?
- The education and research training I am receiving in the Department of Physics at Tohoku University are directly shaping both my immediate research capabilities and my long-term career trajectory. The life in Sendai is unforgettable.
- Please write a message to students who are aiming for this department at Tohoku University.
- I hope every candidates can get the results they want. After enrolling, you will find it worth your toil.
M2 Phillip Richard NIMPHIUS
Theoretical Condensed Matter and Statistical Physics
- Why did you decide to enroll in the Department of Physics at Tohoku University?
- I knew I wanted to do research on Nonlinear-Dynamics in Japan. I did a lot of research and found out that there are a few universities in Japan involved in this research. I chose Tohoku University because of its good reputation and international orientation.
- What have you actually felt or experienced after enrolling?
- Before enrolling in Tohoku University I was very nervous. I have never lived in a different city, let alone a different country before. However, I received a lot of support and was able to adjust quickly and get to know the culture of Tohoku Unuversity.
- What are you currently studying/researching?
- I am researching nonlinear dynamics at the moment. It is a very interesting field with a lot of connections to other disciplines. I feel like I am learning something important and fundamental.
- Do you have any activities outside academics (e.g., student clubs, part-time jobs, hobbies)?
- I spent most of my time hanging out with my friends or travelling.
- How do you feel the learning in this department will connect to your future?
- I want to pursue a PhD in physics so receiving my Master's degree is very important. I also learned a lot about Japan and intercultural communication in general.
- Please write a message to students who are aiming for this department at Tohoku University.
- I feel very supported by the university. They helped me with housing and bureaucracy. My professor and my lab mates are also very nice and supportive. I was very lucky and while not everyone will be as lucky as I am, I think it is worth to give it a try.
M2 糸井 達哉
物性実験2
- 東北大学の物理学専攻に進学を決めた理由をお聞かせください。
- 物理をより深く学びたいと思い、研究環境が充実している東北大学を選びました。理論から実験まで幅広い分野がそろっており、基礎から最先端のテーマまで挑戦できる自由な雰囲気に惹かれました。自分の興味を軸に研究を進められる環境が整っていることも、この専攻を選んだ大きな理由です。
- 実際に入学して感じたことをお聞かせください。
- 入学して感じたのは、周りの学生の意欲の高さです。授業や研究の中で活発に議論する機会も多く、刺激を受けることがたくさんあります。学部のときよりも、自分で考えて試すことの大切さを実感しました。自由に研究できる分、自分で動く力が自然と身につく環境だと思います。
- 現在どのようなことを学習/研究していますか
- 細胞膜の「粘度」がどのように決まるのかを研究しています。細胞の膜成分を保った「GPMV」というモデルを使って粘度を測り、生きた細胞膜との違いを調べています。こうした研究を通して、細胞の膜構造や骨格が膜の物理的な性質にどう関わっているかを明らかにすることを目指しています。
- 学業以外で力を入れていること(サークル、アルバイト、趣味など)はあれば教えてください。
- 料理が好きで、時間のあるときによく自炊をしています。料理は「おいしい科学実験」のような面があり、食材やその成分の性質、熱伝導などを考えながら作ると、より面白く感じます。研究の息抜きにもなり、発想を切り替える良い時間です。
- この専攻での学びが、将来にどうつながると感じているをお聞かせください。
- 研究を通して、現象を丁寧に観察し、数理的に考えて整理する力が身についたと感じています。問題にじっくり向き合い、自分なりの答えを見つけていく姿勢は、これから先のどんな場面でも役に立つと思います。
- 本学の物理学専攻を目指している方へメッセージをお願いします。
- 東北大学の物理学専攻は、研究設備が充実しており、自分の興味を自由に追いかけられる環境が整っています。先生方との距離も近く、相談しやすい環境の中で自分の理解をじっくり深められます。物理が好きで、「もっと知りたい」という気持ちを持つ人にとって、とても刺激的な場所だと思います。ぜひ、自分の探究心をここで伸ばしてみてください!
M2 洪 雨寧
素核実験
- 東北大学の物理学専攻に進学を決めた理由をお聞かせください。
- 自分の地元であったことも大きかったですし、国際卓越研究大学に認定されたことも決め手の一つになりました。自分は物理の研究を将来的に行いたかったので、研究に集中できる環境と支援体制が充実しているところはとても魅力的でした。
- 実際に入学して感じたことをお聞かせください。
- 入学してからは、同級生や先輩方の物理に対する理解の深さに驚くばかりでした。自分が専門とする内容ばかりではなく、それに関連する内容もしっかり抑えているし、かなり前に学んだ内容も忘れることなく身についていて、この大学のレベルの高さに驚きました。
- 現在どのようなことを学習/研究していますか
- 現在はハイパー核といって、普通の原子核に親戚の粒子を入れたようなものの研究をしています。普通の原子核は陽子と中性子からできています。これらの粒子の中をさらに覗いてみると、アップとダウンという2つのクォークからできています。これらクォークの相互作用は量子色力学(QCD)と呼ばれる理論で説明されますが、クォークがたくさん集まってできている原子核はQCDで説明できない謎が数多く存在します。これらを実験的に解き明かすため、アップ、ダウンクォークの親戚であるストレンジクォークを持つ粒子(ハイペロン)を原子核の中に持つハイパー核を作り、その性質を調べることでQCDの謎を解き明かす研究をしています。
- 学業以外で力を入れていること(サークル、アルバイト、趣味など)はあれば教えてください。
- 学部生の頃はかなり塾講師のバイトに明け暮れていて、夏休みの間朝から晩まで授業していました。大学院生になってからは出張が多くなり、バイトする時間が取れなくなったのでやってません。 研究ばかりだと疲れてしまうので、最近は読書を趣味として始めてみました。読む本は結構バラバラで、純文学を読むこともあれば、最近は「三体」というSFを読んでいます。
- この専攻での学びが、将来にどうつながると感じているをお聞かせください。
- 研究者を目指す人間としては、自分の研究内容に限らずここで学ぶことのできる内容全てが将来の研究の種になると感じています。一見難しかったり自分と関係のなさそうな内容でも、自分の専門と絡めて「あれを調べたら面白いかもな」といったひらめきにつながります。 また一般企業へ就職する人にとっても、データの解析でC++やpythonなどプログラミングを学べるのはメリットですし、特に最近は機械学習やAIを積極的に活用する流れがあるので、それらの業種へ就職することを希望する人も、研究と仕事をつなげられると感じています。
- 本学の物理学専攻を目指している方へメッセージをお願いします。
- まずは研究することのできる内容の多さだと思います。これほど広範な物理をカバーできているのは旧帝国大学の底力を感じますし、研究第一を貫いてきたからこそだと思います。 また資金援助の手厚さも非常に大きいです。基本的に博士課程進学者の99%は何かしらの月額援助を受けることができているので、研究を続けたい人にとって東北大学はまたとない環境だと思います。 受験生の皆さんにはぜひ志を高く持ってこの大学に入っていただき、共に物理のフロンティアを開拓していければと思います。
何をしたいかが大切
2021年度博士課程(後期)卒業 竹内 敦人
現在の所属:東京大学 理学系研究科
理学研究科物理学専攻
素粒子・核物理学講座/高エネルギー物理学講座
- 在学中はどのようなことを学んだり研究しましたか
- ニュートリノのマヨラナ性を検証するために、KamLAND-Zenという実験を進め、ニュートリノレス二重ベータ崩壊の探索を行いました。マヨラナ性とは、粒子と反粒子とが等しいという性質で、宇宙が物質であふれていることと関係している可能性があります。
- 卒業後に本学の物理学科/物理学専攻に在籍したことをどのように感じていますか
- 自分が興味を持ったことを自由に進められる事はとても恵まれた事です。東北大学の物理学専攻は実験設備や学生支援という観点で、自分がしたいと思った実験を(主体的に)進めることができる環境にあったと感じます。
- 卒業後の進路をどのように決めたかお聞かせください
- 大学院での生活は非常に充実したものでしたが、一方で、”宇宙の進化を理解したい”という目的を達成するために5年という時間は不十分でした。もうしばらく研究ができる選択肢として現在の進路に決めました。
- 在学生や受験生にメッセージをお願いします
- 自分は何に興味があるのか、どういったことをしたいのか、明確な意思を持っていることが大切だと思います。目指す物がはっきりしていると努力も苦にはなりません。高い壁に直面し、辛いと感じたこともありますが、初心に返りゴールを想像することで乗り越えて来られたように思います。
個人の強みの種は専門性から現れるのではないか
2020年度博士課程(後期)卒業 日置 友智
現在の所属:東北大学材料科学高等研究所
理学研究科物理学専攻
結晶物理学講座
- 在学中はどのようなことを学んだり研究しましたか
- フェムト(10-15)秒という極めて短時間だけ露光するイメージング法を使って、磁性体中の磁化の歳差運動が波として伝搬するスピン波と音波の結合を研究していました。ドイツで合計7か月間共同研究も行いました。
- 卒業後に本学の物理学科/物理学専攻に在籍したことをどのように感じていますか
- 学部課程から博士課程まで一貫して学生の学習・研究を手厚く支援してくださる環境があったと感じています。特に国際共同大学院制度は海外の研究者とまとまった期間共同研究する機会を得ることができ、非常に有意義でした。
- 卒業後の進路をどのように決めたかお聞かせください
- 最初は民間への就職を考えており、外資系企業の研究ベースのインターンに参加したり、個別の企業訪問を行ったりもしましたが、新しい世界観を創り出していく大学での研究に何にも代えがたい強い魅力を感じ、今の進路を選択しました。
- 在学生や受験生にメッセージをお願いします
- 時代の流れが激しく変わっていく最近は常に学び続けることが不可欠になってきているように思います。その中でも個人の強みの種は専門性から現れるのではないかと思っています。大学生活は専門にしようと思える好きなものを見つけるのにうってつけの時間なので、極めたいと思えるものをぜひ見つけてください。
とても恵まれた環境で学べたと感じています。
2020年度博士課程(前期)卒業 井上 南
現在の所属:ソニー
理学研究科物理学専攻
素粒子・核物理学講座(原子核物理)
- 在学中はどのようなことを学んだり研究しましたか
- 東北大学CYRICや大阪大学RCNPで陽子と3Heの散乱実験を行い、三つの核子間に働く核力(三体核力)の研究を行いました。実験で用いる3He標的の製作や、その周辺装置の改良などにも取り組みました。
- 卒業後に本学の物理学科/物理学専攻に在籍したことをどのように感じていますか
- とても恵まれた環境で学べたと感じています。加速器施設が居室から徒歩3分のおかげでたくさんのビーム実験に参加することができました。また学生支援として、様々な情報や経験を得る機会が東北大学は充実していると思います。
- 卒業後の進路をどのように決めたかお聞かせください
- 大学から企業まで、分野を絞らずに情報収集しました。その結果、自分の興味や世の中の動きを考慮して私の持っている熱量を最大限に発揮できると感じた進路を選択しました。
- 在学生や受験生にメッセージをお願いします
- 自分は何がしたいのか、どう思うのかなど自分の主義主張を持つことが大事です。それが難しい場合は、部活や授業、受験勉強など目の前のことにとにかく一生懸命になってみるのが良いと思います。経験と知識なくしては自分の意見を持てません。
知らないのは恥ではない、知らないままにするのが恥
2019年度博士課程(後期)卒業 渡邉 跡武
理学研究科物理学専攻
素粒子・核物理学講座(原子核物理)
- 在学中はどのようなことを学んだり研究しましたか
- 東北大学サイクロン・ラジオアイソトープセンターや、大阪大学核物理研究センターにおける加速器施設を利用して、陽子ビームによる散乱実験を行いました。これは自然界の基本相互作用の一つである「強い力」の性質を詳細に調べる基礎研究です。
- 卒業後に本学の物理学科/物理学専攻に在籍したことをどのように感じていますか
- 加速器施設を持つ大学は世界的に見ても少なく、そのような最先端の研究環境における研究生活は私にとって素晴らしい経験でした。教員の方々は勿論、事務の方々のサポートもあり、良い学生生活を送ることができました。ありがとうございました。
- 卒業後の進路をどのように決めたかお聞かせください
- 基礎研究というのは、やればやるほど興味深くなっていく非常に奥深いものだと思います。自分の人生を掛けても原子核物理を探究していきたいと思い、今の進路を選択しました。
- 在学生や受験生にメッセージをお願いします
- 「知らないのは恥ではない、知らないままにするのが恥」、これは私の勝手な格言です。学問を学ぶ上で分からないことは必ず出てきます。それをそのまま放置せず、質問をするなり、インターネットや書物で調べるなり、少しずつで良いので知識を増やすことが大事だと思います。
一つのものにのめり込むのも良いですが、程よく趣味等をするのも大事な勉強の一環だとも思います
2014年度博士課程(後期)卒業 後神 利志
現在の所属:理学研究科物理学専攻 素粒子・核物理学講座(原子核物理)
- 在学中はどのようなことを学んだり研究しましたか
- 米国・ジェファーソン研究所の高品質電子ビームを使って、原子核内に地上では自然に存在しないラムダ粒子を生成・束縛させてその性質を精密に調べる実験を行いました。その結果から、基本的な力の一つである「強い力」を記述する枠組みを拡張しようと試みる基礎研究です。
- 卒業後に本学の物理学科/物理学専攻に在籍したことをどのように感じていますか
- 最先端の国際合同研究の中で、中心的メンバーとして活動できる機会を与えてくれる素晴らしい環境だと感じています。また、研究生活や海外生活等の公私に渡る教員のサポートもしっかりしており、安心感をもって学生生活を過ごせました。感謝です。
- 卒業後の進路をどのように決めたかお聞かせください
- 公募内容しっかりと吟味した結果、自分が学生生活で学んだ事や培った技術等を十分発揮できる環境だと判断したからです。あとは、やはり研究内容自身を面白いと感じているからと言うのが大きな理由です。
- 在学生や受験生にメッセージをお願いします
- 東北大学は大いに研究に没頭できる環境だと思います。しかし、一つのものにのめり込むのも良いですが、程よく趣味等をやったり(作ったり)するのも大事な勉強の一環だとも思います。すべて込み込みで、研究生活を謳歌してください。
Massage from Brian O. Beckford
Brian O. Beckford
Current affiliation: American Physical Society
Group name which you belonged to:Experimental Nuclear Physics (Strangeness Group)
- What did you study and/or research in the Physics Department, Tohoku University?
- I studied strangeness physics as part of the experimental nuclear physics group. I was a collaborator on experiments that investigated the process of producing strange particles with a real photon.
- How do you feel after the graduation of this department?
- My time as a graduate student at Tohoku University was invaluable. The intense research focus coupled with a strong effort placed on frequent conference appearances and publications, has fostered a permanent, deep appreciation, and lasting bond for the department and group members. The experience has profoundly affected and shaped my future career.
- Could you please tell us how you decided current career?
- I decided, after much deliberation, to accept an appointment at the American Physical Society (APS), in the department of Education and Diversity, as a means to provide opportunities for students from underrepresented groups in physics, to pursue an advanced education in physics and STEM fields. The position allowed me to contribute to the physics community and still have the flexibility to study fundamental physics. It is my intention to obtain a more academic and research driven appointment in the future.
- Please write your message to the undergraduate/graduate students and the perspective students who hope to study in the Physics Department, Tohoku University
- It is my hope that any prospective student that is considering joining the physics department at the Tohoku University fully reflect upon their reasons for wanting to pursue physics. More importantly, hopefully students will come to realize that studying physics may be a path to understanding the universe, a means for challenging ideas, and an open-ended career path. Physics has the potential to lead to many avenues, but it will require time, devotion, and perseverance. These all characteristics employers are seeking. I challenge you all to rise to your potential and step into the unknown.
Massage from Eddwi Hesky Hasdeo
Year Entrance: 2011 Eddwi Hesky Hasdeo
- Why did you decide to study in the Physics Department, Tohoku University?
- Department of Physics, Tohoku University, has outstanding professors who are excellent in their field. Combining with a great chance to get a MEXT scholarship offered by International Graduate Program for Advanced Science (IGPAS), It was a perfect match of learning in a good facilitated university and a good financial support for becoming a graduate student abroad.
- How do you feel after the entrance of this department?
- It is great. I am grateful with a number of chances to develop my skills in research and communication. We are able to collaborate with many researchers internally within the lab and externally with many people in the world. Many opportunities to go conferences enable us to develop communication and presentation skills.
- What is the subject of your present research/study?
- Theoretical study of Carbon nanotubes and graphene photophysics. We analyze and perform simulations of light and matter interaction observed by experiment. The calculation techniques is develop from a fundamental quantum mechanical concept that is implemented into a computer program.
- What is your future plan after the graduation.
- I would like to be an independent researcher either in Japan or outside Japan. My ultimate dream is being a physics professor in Indonesia.
- Please write your message to the perspective students who hope to study in the Physics Department, Tohoku University.
- Considering Tohoku University is a perfect choice in your carrier. You can get a high standard of research environment and a wonderful international society. You don't have to worry of your Japanese skill, since all the courses is provided in English.
Massage from Marjan Akbari
Year Entrance: 2012 Marjan Akbari
Group Name:Solid State Photo Physics
- Why did you decide to study in the Physics Department, Tohoku University?
- Being interested in the Optics and photonics and I decided to do study in this field in Tohoku University. Tohoko University in Sendai has provided the best faculty and facilities to pursue my dreams. Beside the great academic environment in the university, Sendai is such a city which we are able to experience both modern and traditional life in Japan.
- How do you feel after the entrance of this department?
- Tohoku University provides a platform which is not only for studying in Japan, but also bridges the whole world. From three years studying in Tohoku University, I realized that how important it is to open your eyes to the whole world and learn various cultures which are totally different from yours.
- What is the subject of your present research/study?
- Currently I am working on optical properties of metamaterials which are a group of materials we could not find in the nature. These materials allow us to realize very interesting phenomenon, for example, invisibility cloak.
- What is your future plan after the graduation.
- After graduation from Tohoku University, I would like to continue my researches as a postdoctoral fellow, which let me to be in contact whit scientific communities and even industries.
- Please write your message to the perspective students who hope to study in the Physics Department, Tohoku University.
- Coming to Japan and studying in Tohoku University is one of the best choices which I have; I learnt so much in this university and got to know so many people who have a big influence in my life. Don't miss any chance to study abroad and change your life. Tohoku University is no doubt a very good choice if you decide to study in Japan. The facilities, the staff, the team works and the experts are great and as an international student with almost zero in Japanese, the international student supports is just at the corner, anytime with open hand.