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先輩からのメッセージ

大学院生からのメッセージ

大学院生

M2西上 莉楓

物性実験I

東北大学の物理学専攻に進学を決めた理由をお聞かせください。
東北大学は、ハイレベルな教育・研究環境が整っていることに加え、ほどよく都会でありながら緑も多い街の雰囲気が、私にとってとても魅力的でした。 高校生の頃から物理が好きであったものの、具体的な将来の夢はありませんでした。そのような中で「とりあえず理学部ならいろんな道につながるし、将来のことは入ってから考えよ〜」と思い、理学部物理学科を選びました。実際、周りは多種多様な進路に進んでいて、本当に何にでもなれますし、その選択は間違っていなかったと実感しています。
実際に入学して感じたことをお聞かせください。
大学の物理は、高校の内容よりもずっと難しいです!しかし、その分新しい発見も多くて面白いです。 取り組み方で大きく違うのは、大学では主体性が求められることだと思います。高校のときは「毎日学校に通って、宿題をやって、テストを受ける」という流れでしたが、大学、特に研究室に配属されると全く異なります。研究室ではテストではなく自分の研究成果を学会などで発表する機会があります。机に向かって決められた問題を解く勉強から、自分で課題を見つけて取り組む学びへと大きく変わったと感じています。
現在どのようなことを学習/研究していますか
遷移金属化合物の薄膜作製と、電子状態観測による物性解明に取り組んでいます。 まだこの世に存在していないような新しい物質を、自分の手でしかも“原子が数個分の厚さ”という超薄い膜として作れるのは、本当にすごいことだなと思います。毎日、実験装置にも人にも恵まれた環境で研究できていて、充実した日々を過ごしています。
学業以外で力を入れていること(サークル、アルバイト、趣味など)はあれば教えてください。
課外活動では、バドミントンやバレーボール、学友会のマネージャーなど、やってみたいと思っていたことにいろいろ挑戦しました。また、国際寮で留学生と一緒に暮らしたこともあり、イベントの企画・運営にも携わりました。国籍や年齢を超えて人とつながれる場をつくれたことは、とても貴重で、視野の広がった経験でした。
この専攻での学びが、将来にどうつながると感じているをお聞かせください。
この専攻で学んでいて一番大きな気づきは、「主体的に動くことの大切さ」です。自分から情報を集め、行動に移す意識が身についたことで、“自分で動けば道が開ける”という感覚を得られました。この学びは研究や勉強に限らず、今後の人生のあらゆる場面で活きると思っています。
本学の物理学専攻を目指している方へメッセージをお願いします。
最後まで諦めず、勉強しよう! 私は東北大学に入って後悔したことはありませんし、受験勉強を頑張ったことは今でも自分の誇りにつながっています。
大学院生

D3木野 量子

素核実験

東北大学の物理学専攻に進学を決めた理由をお聞かせください。
私は大学院から東北大学に入学しました。進学を考える際、「加速器を使った高エネルギー実験に挑戦したい」「国際的な環境で研究に取り組みたい」「可能であれば博士課程に進学したい」という希望を持っていました。これらすべてを叶えられる研究室と出会えたことが、最終的に進学を決めた大きな理由です。加えて、大学院生への支援プログラムが充実していること、研究大学としての評価の高さ、そして研究活動を支えるインフラや環境が充実していることも、決断において重要なポイントでした。
実際に入学して感じたことをお聞かせください。
入学してまず感じたのは、学生一人ひとりの研究や勉学に対する意欲の高さでした。その姿に大きな刺激を受け、自然と自分も研究により深く打ち込むようになりました。 研究面では日常的に丁寧な指導を受けられるだけでなく、国内外の学会や国際会議で発表する機会にも恵まれ、入学前には想像していなかったほど多くの経験を積むことができました。これらの経験を通じて、自分自身の成長を強く実感しています。
現在どのようなことを学習/研究していますか
私は、ハイパー核と呼ばれる特殊な原子核を対象とした研究を行っています。これは、原子核を形作る基本的な力である「強い力」の本質的な理解を深めることにつながる研究です。物理的に非常に興味深いテーマであると同時に、実験を遂行するための技術を習得すること自体も楽しみながら取り組んでいます。
学業以外で力を入れていること(サークル、アルバイト、趣味など)はあれば教えてください。
正直に言うと、学業や研究以外に大きな活動はあまりしていません。研究生活が忙しいという事情もありますが、それ自体が自分にとっては趣味のような側面もあります。ただ、休日などには野球観戦に出かけることもあり、良い気分転換になっています。
この専攻での学びが、将来にどうつながると感じているをお聞かせください。
現時点ではアカデミックキャリアを志望しているため、この専攻での学びは将来に直結すると考えています。一方で、もし将来アカデミアを離れることがあったとしても、物事の捉え方や学び方、さらには大規模なプロジェクトを遂行する力など、幅広く応用できる能力を身につけられたと実感しています。
本学の物理学専攻を目指している方へメッセージをお願いします。
東北大学は「研究第一」を掲げているだけあって、先生方も大学院生も非常に活発に研究活動に取り組んでいます。なかでも物理学専攻は日本最大級の研究室・教授数を有していますので、きっと興味のある分野に出会えると思います。さらに、学生であっても最先端の研究に携わり、国内外の学会や研究会で発表できる環境があります。 また、進学の理由としても挙げましたが、大学院生へのサポートがとても手厚く、特に博士課程に進む際に経済的な不安を最小限にできることは大きな魅力です。私自身も入学前には想像していなかった成長を遂げ、道が開けたと感じています。ぜひ皆さんにも挑戦していただきたいと思います。
大学院生

M2糸井 達哉

物性実験2

東北大学の物理学専攻に進学を決めた理由をお聞かせください。
物理をより深く学びたいと思い、研究環境が充実している東北大学を選びました。理論から実験まで幅広い分野がそろっており、基礎から最先端のテーマまで挑戦できる自由な雰囲気に惹かれました。自分の興味を軸に研究を進められる環境が整っていることも、この専攻を選んだ大きな理由です。
実際に入学して感じたことをお聞かせください。
入学して感じたのは、周りの学生の意欲の高さです。授業や研究の中で活発に議論する機会も多く、刺激を受けることがたくさんあります。学部のときよりも、自分で考えて試すことの大切さを実感しました。自由に研究できる分、自分で動く力が自然と身につく環境だと思います。
現在どのようなことを学習/研究していますか
細胞膜の「粘度」がどのように決まるのかを研究しています。細胞の膜成分を保った「GPMV」というモデルを使って粘度を測り、生きた細胞膜との違いを調べています。こうした研究を通して、細胞の膜構造や骨格が膜の物理的な性質にどう関わっているかを明らかにすることを目指しています。
学業以外で力を入れていること(サークル、アルバイト、趣味など)はあれば教えてください。
料理が好きで、時間のあるときによく自炊をしています。料理は「おいしい科学実験」のような面があり、食材やその成分の性質、熱伝導などを考えながら作ると、より面白く感じます。研究の息抜きにもなり、発想を切り替える良い時間です。
この専攻での学びが、将来にどうつながると感じているをお聞かせください。
研究を通して、現象を丁寧に観察し、数理的に考えて整理する力が身についたと感じています。問題にじっくり向き合い、自分なりの答えを見つけていく姿勢は、これから先のどんな場面でも役に立つと思います。
本学の物理学専攻を目指している方へメッセージをお願いします。
東北大学の物理学専攻は、研究設備が充実しており、自分の興味を自由に追いかけられる環境が整っています。先生方との距離も近く、相談しやすい環境の中で自分の理解をじっくり深められます。物理が好きで、「もっと知りたい」という気持ちを持つ人にとって、とても刺激的な場所だと思います。ぜひ、自分の探究心をここで伸ばしてみてください!
大学院生

M2洪 雨寧

素核実験

東北大学の物理学専攻に進学を決めた理由をお聞かせください。
自分の地元であったことも大きかったですし、国際卓越研究大学に認定されたことも決め手の一つになりました。自分は物理の研究を将来的に行いたかったので、研究に集中できる環境と支援体制が充実しているところはとても魅力的でした。
実際に入学して感じたことをお聞かせください。
入学してからは、同級生や先輩方の物理に対する理解の深さに驚くばかりでした。自分が専門とする内容ばかりではなく、それに関連する内容もしっかり抑えているし、かなり前に学んだ内容も忘れることなく身についていて、この大学のレベルの高さに驚きました。
現在どのようなことを学習/研究していますか
現在はハイパー核といって、普通の原子核に親戚の粒子を入れたようなものの研究をしています。普通の原子核は陽子と中性子からできています。これらの粒子の中をさらに覗いてみると、アップとダウンという2つのクォークからできています。これらクォークの相互作用は量子色力学(QCD)と呼ばれる理論で説明されますが、クォークがたくさん集まってできている原子核はQCDで説明できない謎が数多く存在します。これらを実験的に解き明かすため、アップ、ダウンクォークの親戚であるストレンジクォークを持つ粒子(ハイペロン)を原子核の中に持つハイパー核を作り、その性質を調べることでQCDの謎を解き明かす研究をしています。
学業以外で力を入れていること(サークル、アルバイト、趣味など)はあれば教えてください。
学部生の頃はかなり塾講師のバイトに明け暮れていて、夏休みの間朝から晩まで授業していました。大学院生になってからは出張が多くなり、バイトする時間が取れなくなったのでやってません。 研究ばかりだと疲れてしまうので、最近は読書を趣味として始めてみました。読む本は結構バラバラで、純文学を読むこともあれば、最近は「三体」というSFを読んでいます。
この専攻での学びが、将来にどうつながると感じているをお聞かせください。
研究者を目指す人間としては、自分の研究内容に限らずここで学ぶことのできる内容全てが将来の研究の種になると感じています。一見難しかったり自分と関係のなさそうな内容でも、自分の専門と絡めて「あれを調べたら面白いかもな」といったひらめきにつながります。 また一般企業へ就職する人にとっても、データの解析でC++やpythonなどプログラミングを学べるのはメリットですし、特に最近は機械学習やAIを積極的に活用する流れがあるので、それらの業種へ就職することを希望する人も、研究と仕事をつなげられると感じています。
本学の物理学専攻を目指している方へメッセージをお願いします。
まずは研究することのできる内容の多さだと思います。これほど広範な物理をカバーできているのは旧帝国大学の底力を感じますし、研究第一を貫いてきたからこそだと思います。 また資金援助の手厚さも非常に大きいです。基本的に博士課程進学者の99%は何かしらの月額援助を受けることができているので、研究を続けたい人にとって東北大学はまたとない環境だと思います。 受験生の皆さんにはぜひ志を高く持ってこの大学に入っていただき、共に物理のフロンティアを開拓していければと思います。