卒業生から、受験生や在学生へのメッセージ

何をしたいかが大切

現在の所属:東京大学 理学系研究科
理学研究科物理学専攻
素粒子・核物理学講座/高エネルギー物理学講座
2021年度博士課程(後期)卒業
竹内 敦人

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  • 在学中はどのようなことを学んだり研究しましたか
  • ニュートリノのマヨラナ性を検証するために、KamLAND-Zenという実験を進め、ニュートリノレス二重ベータ崩壊の探索を行いました。マヨラナ性とは、粒子と反粒子とが等しいという性質で、宇宙が物質であふれていることと関係している可能性があります。
  • 卒業後に本学の物理学科/物理学専攻に在籍したことをどのように感じていますか
  • 自分が興味を持ったことを自由に進められる事はとても恵まれた事です。東北大学の物理学専攻は実験設備や学生支援という観点で、自分がしたいと思った実験を(主体的に)進めることができる環境にあったと感じます。
  • 卒業後の進路をどのように決めたかお聞かせください
  • 大学院での生活は非常に充実したものでしたが、一方で、”宇宙の進化を理解したい”という目的を達成するために5年という時間は不十分でした。もうしばらく研究ができる選択肢として現在の進路に決めました。
  • 在学生や受験生にメッセージをお願いします
  • 自分は何に興味があるのか、どういったことをしたいのか、明確な意思を持っていることが大切だと思います。目指す物がはっきりしていると努力も苦にはなりません。高い壁に直面し、辛いと感じたこともありますが、初心に返りゴールを想像することで乗り越えて来られたように思います。
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