卒業生から、受験生や在学生へのメッセージ
目の前にあることをひとつひとつ丁寧にこなしていくことが大事
現在の所属:東京工業大学理工学研究科
卒業・修了年度:2010年度
那須 譲治

- 在学中はどのようなことを学んだり研究しましたか
- 固体中の電子の間の相互作用が生み出す物性現象を理論的な手法によって研究してきました。特に、電子が占有する局在軌道の自由度が磁気的・誘電的性質に与える影響に興味を持って研究を行いました。
- 卒業後に本学の物理学科/物理学専攻に在籍したことをどのように感じていますか
- 私の在籍していた物理学専攻の物性理論研究室は、他大学と比べても最大規模であり、所属していた研究グループのみならず、他の研究グループの教員の方や学生と気軽に議論ができたのが、とても良い環境だったと思います。
- 卒業後の進路をどのように決めたかお聞かせください
- 大学等の研究機関で研究を行ういわゆるアカデミックの仕事を選ぶきっかけは、卒業後の進路を考えたときに大学入学時の初心を思い返したからです。東北大学に入学したときは、企業に就職というよりは大学で研究をしたいと考えていたので、これを選んだ方が後悔しないと考えました。
- 在学生や受験生にメッセージをお願いします
- 目の前にあることをひとつひとつ丁寧にこなしていくことが大事だと思います。しっかりと自分の中で土台を作りながら勉強や研究をしていくことが次の成果に繋がっていくと思いますので、是非頑張ってください。