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カーボンナノチューブの科学

講師 齋藤 理一郎 (東北大学大学院理学研究科)
【講師プロフィール】
齋藤教授は、ナノチューブの理論的研究を発見当初から幅広く行っています。ナノチューブに関する論文で引用件数が100を超えるものが21本あり、そのうち1つは1000を超えています。1999年にIBM科学賞、2006年にHsun Lee Research Award を受賞しました。高校向けの講演や東京や名古屋のサイエンスカフェでも積極的に講演しています。趣味は畑仕事、卓球、テニス(いずれもうまくないです。)。
URL http://flex.phys.tohoku.ac.jp/japanese/
 テニスラケットや釣竿でおなじみのグラファイト(黒鉛)やカーボンファイバー(炭素繊維)は、炭素原子からなる原子層(紙のような面、亀甲模様)でできています。一枚の原子層を丸めると、カーボンナノチューブと呼ばれる究極の円筒形物質ができます。ナノチューブは、巻き方によって金属にも半導体にもなるという、すごい性質を持っています。ナノチューブの模型を手にして、ナノテクにどう応用するか想像してみましょう。ナノチューブに関するどんな質問も歓迎します。授業の中で東北大学の紹介(進学相談)もします。

 

カーボンナノチューブの立体構造。半導体ナノチューブだと発光がおきる。