小野章氏(東北大)

中間エネルギー領域における多重破砕反応に対して、反対称化分子動力学と
よばれる微視的模型を開発し、実験データの解析を行っている。これは、
統計模型のように熱平衡を仮定しない強力な第一原理的な模型である。最近
では、反対称化分子動力学を用いて原子核の相転移現象の研究も行っている。