Danny Mannix 氏:

強相関電子系では、電子の自由度である電荷/軌道/スピンが多様な物性の発現の
鍵を握っており精力的な 研究が行われている。なかでも 軌道自由度の観測は難
しく なかなか研究されていなかった。ところが、共鳴X線散乱手法の出現で こ
の軌道状態の研究が近年急速に進み出している。
Danny Mannix 氏(European Synchrotron Radiation Facility)は、この共鳴X線散乱
を用いた実験を含む 構造物性的な研究を精力的に行っている ヨーロッパの放射
光施設に 所属する方である。