竹永氏(東北大学)

ヒッグス、及び、標準理論を越える物理を高次元ゲージ理論の
立場から探求しています。電磁相互作用と弱い相互作用の統一理論
では、ヒッグス相互作用が重要な役割を担っています。ヒッグス
相互作用を制御する方法として、超対称性とは別の新しいメカニズム、
ゲージヒッグス統一機構があります。この機構はゲージ場とヒッグス場
を高次元ゲージ理論の中で統一し、量子効果によってゲージ対称性を破
るというアイデアに基づいています。現実の電弱相互作用を記述できる
ゲージヒッグス統一模型を構築すること、ヒッグス粒子の質量やその相
互作用を明らかにし、期待される LHC 実験の結果と比較することを主
な研究目的としています.