東北大学大学院理学研究科物理学専攻・数学専攻・天文学専攻
21世紀COE拠点形成プログラム
「物質階層融合科学の構築」
平成17年度特別研究奨励費募集要項


1. 趣旨
 東北大学21世紀COEにおいては,優れた若手研究者にその研究生活の初期において,自由な発想のもとに主体的に研究課題を設定し,我が国における世界的レベルの研究拠点形成を担う創造性に富んだ研究に専念する機会を与え,もって世界的レベルの若手研究者に育成するため,21世紀COE特別研究奨励費(以下「COE奨励費」という。)を補助するものである。

2. COE奨励費の対象とする研究
 21世紀COEプログラム「物質階層融合科学の構築」に関連する研究で,将来の発展が期待できる優れた着想と具体的な研究計画を持つものを対象とする。一人で行う研究で,一人につき1件の申請とする。

3. 応募資格者
(a) 本COEのポスドクに採用された者,または (b) 大学院理学研究科物理学専攻,数学専攻,または天文学専攻に所属する,博士課程後期3年の課程在学中(4月から在学予定を含む)の大学院生。ただし,日本学術振興会特別研究員,および類似の経費を既に他から助成されている(内定を含む)者は応募できない。

4. 研究期間
 決定時より平成18年2月までの単年度とする。

5. COE奨励費の申請額
 150万円以内とする。

6. COE奨励費の対象となる研究経費
 COE奨励費の対象となる研究経費は,研究計画の遂行に直接必要な経費(外国の研究所等における研究の遂行に直接必要な経費を含む。)及び研究成果の取りまとめに必要な経費とする。ただし,研究計画の遂行に直接必要な経費であっても,建物等施設に関する経費,机,いす等の什器類及び雇用関係の生じる給与は対象外とする。

7. 申請に当たっての留意点
 (1) 研究計画について
研究計画は,研究経費の使途・積算が合理的な研究計画とすること。また,所定の研究期間内に終了し,成果をとりまとめることができるような具体的な計画を立てることとする。
 (2) 申請研究経費中における設備備品費の限度
COE奨励費は,単なる研究設備の購入または旅行のための経費ではないので,申請研究経費中,設備備品費または旅費が研究経費の90%を超えないよう留意すること。ただし,設備備品費または旅費が90%を超える場合であっても,研究そのものの性格,内容に由来するものである場合は,その理由を明らかにして申請することができる。
 (3) その他
「研究計画調書作成・記入要領」に十分留意の上,作成すること。

8. 申請方法
  (1) 必要書類:「COE特別研究奨励費研究計画調書」(所定の様式)3部(原本およびコピー2部)
  (2) 提出先:物理系事務室(理学総合棟5階541)21世紀COE担当
  (3) 締切:平成17年3月17日(木)午後5時(厳守)
ただし,4月以降にポストドクとして採用された者は,採用後1週間以内であれば申請できる。

 書式はこちら
        調書 (Word)    同 (PDF)
        調書作成要領 (PDF)

9. 審査方法
 拠点リーダーを選考委員長とし,事業担当者他数名で構成する選考委員会により,応募のあったCOE奨励費の申請について審査し,趣旨及び対象となる研究経費と合致するものを選定する。昨年度もCOE奨励費の交付を受けた者は昨年度の成果発表を行って審査するが,新規の者については書類審査により決定する。審査の結果採択された場合は,交付額を明示した採択通知がある。

10. 奨励費の管理
 奨励費は,採択通知により各COE奨励費採択者に交付したものとし,その管理は,所属部局の経理担当掛等に委託することとする。

11.COE奨励費受給資格喪失時における取扱い
 COE奨励費受給者が,研究の期間の途中でその資格を喪失し,研究を中止した場合には,直ちに未使用の奨励費を返還しなければならない。

12.年度末報告
 COE奨励費受給者は,18年3月10日まで(または研究を中止した日から10日以内)に研究活動結果報告書を専攻事務まで提出すること。
その際には,COE奨励費の使途を記載した決裁書及び領収書等の経費の用途と金額を証明できる書類を合わせて提出すること。